精進鍋
その日はハローワークに行く最後の日だった。四月からはデイトレードに勤しもうと思っていたところに、ここ数週間、市場では激震が起き続けている。わたしも、四分の一の兵を失った。その中で、矢文があった。わたしを召したいという殿がいるという。
このような身にお召しがあるなら、赴かなければなるまい。
- 作者:灰原 薬
- 発売日: 2020/02/07
- メディア: コミック
『麒麟がくる』を観ていても、理にかなわなくても、力が言うことを聞かず吹き出してしまうことがあり、それは人の手には負えないのではないか、茫然と見上げるだけで、なにもできない。そんなこともあるのではないか。アキラ、思い出してしまった。
それでも、わたしは、電気を得るために原発をコントロールしたり、津波を迎え撃つための策を練ることができると信じたい。それだけの技術はあるでしょう。なにを恐れる必要があるのか、今一度考えたい。
頑張ろうではない、ビビるな日本、
努力だけでは成果にはならないのだから。