青空が落ちてくる。

are you thinking? われらはシンクタンク『世界征服倶楽部』

2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

 骨

校舎の裏にエレベーターがあるんだ。 裏庭の向こうには川が流れている。対岸にはグラウンドが、野球場やサッカー場など広がっている。 校舎の上から透明なチューブ内を上り下りするボックスはエレベーターというか、タイムボックスのように見える。床がプレ…

恋は人を野生に戻し野蛮にする。利己的にわがままに。そして、そこに自分自身を、見いだそうとする行為なのかもしれない。錯覚だ。

 これまでのあらすじ?

エレベータで昇っていたミハナとユーシーは、その先でボディーが交換できる世界の住人として存在している。どうしてそうなったのかは解らない。夢なのかも知れない。ミハナの意識はチェスの下に、ユーシーのボディーはどこかでバザールの売り物として並んで…

 エレベータボックスの中は、

○エレベータに 足を踏み入れると、背中で扉が閉まる。 銀色の扉の向こうは空間だった。空色で、雲の上に立ったような感じだ。 二人が入って、扉が閉じると、 足下が掬われるように身体が昇っていく。 ミハナ「なにこれ?」 両手を広げる。青空を掴むように。…

 図書館

○ 読書室 ミハナが本を読んでいる。隣に座るユーシー。 ユーシーの存在に気付くミハナ。顔は向けない。お互い振り向かず、 ユーシー「妙な噂を耳にしたんで確かめに来たんだ」 ミハナ 「誘ってるの?」 ユーシー「まあね。興味ないか?」 ミハナ 「いつから…

 迷走?

どうしてだろう。 否定されているって気づいたのは、ずっと後になってから。 わたしは居ない方がいい? 誰も答えてくれなかった。 * 懐かしい思いが記憶を辿る。ここまでなのか、その先があるのか、その先に期待したいと思いながら、その先がないことを改め…

夏の日差しと戦うか、受け入れるか。 窓から差し込むあかりが連れてくる熱の重さを感じ始めると、空調の整備を急がないとと思いながら窓を開ける。わたしはあなたの扉を開ける努力をしていない。ただ待っている。わたしの話をしようか。でも、自分の話を改ま…

 ガリレヨガリレヨ。

メズマライズアーティスト: システム・オブ・ア・ダウン出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル発売日: 2005/05/18メディア: CD クリック: 6回この商品を含むブログ (14件) を見る