青空が落ちてくる。

are you thinking? われらはシンクタンク『世界征服倶楽部』

雨のち曇り。

コンパクトカメラは女社会、一眼レフは男社会?
デジタルカメラの普及で、カメラはサイズと枚数というフォーマットから開放された。光学機器としてのカメラの小型化はパトローネのサイズに制約され、枚数はフィルムの基本的な枚数36枚に制約されていた。それがデジタルの時代になるとなくなった。カメラのサイズは自由になり、フィルム時代では不可能だったカードサイズといわれるサイズのものも出てきた。枚数も、フィルム後半は必要なくなり、メディアのサイズによって撮れるだけ撮れるようになった。音楽メディアがLPからCDに、ネットに移るに従ってアルバムの概念がなくなっていくのに似ている気がする。コンパクトカメラは携帯電話を含めカードタイプから、一眼レフタイプまでさまざまな形態が出てきている。それなのに、一眼レフはどうだろう。フィルム時代からほとんど形の変化がない。そして一眼レフはボディとレンズのシステムなので、手振れシステムをどちらに搭載するかの議論も出てきている。今のところデジタル一眼レフのフォーマットは35mm、APS-C、フォーサースということになっているらしい。フォーサースを選んだオリンパスパナソニックはそのままがんばるのだろうが、ほかのメーカーは35mm、APS-C両方展開しているので先が読めない。上位機種は35mm、ローエンドはAPS-Cとしているようだが、最終的にはどうしたいのだろう。レンズシステムの展開もあるので、いつまでも混在は好ましくないと思うのだが。
かつて一時期APSフィルムカメラが出回った時期があった。デジタルの予行のようにいわれたシステムだが、いずれデジタルのAPS-Cフォーマットが入ってくる予兆だったのだろうか。
ペンタックスの一眼レフはAPS-Cできめて、大きいサイズは645なのだろう。ボディ内てプレを採用しない、35mmとAPS-Cを使い分けるキャノンとニコンが最大手なのがなんとなくどっちつかずの男社会を思わせる。
※無理やりかなあ、待てば35mmになるのか、APS-Cは残るのかはっきりさせて欲しい気持ちはあるけど、混在したままなんだろうなあ。プロ、ハイアマチュアは35mm、ローエンドはAPS-Cになるような気もして、なんだか。ステップアップするにはレンズを買いなおせといわれているような。次世代DVDとかと違って、必ずしも業界標準が必要ないのも問題なのだろう。ライカの生んだ35mmはなんだったのかという話にも繋がるような気がするけれど。