青空が落ちてくる。

are you thinking? われらはシンクタンク『世界征服倶楽部』

曇り。

一月以上かかってしまったが、『停電の夜に』を読み終える。作家ジュンバ・ヒラリは、両親がベンガル人でロンドン生まれ、幼少時に渡米しという経歴。この短編集を読みながらインド人の思考はこういうものかとも思いつつあったけど、アメリカでいくつもの賞を受けているということで近代アメリカ文学として受け取るのがよいのかもしれないとも思う。彼女の世界、第三者の視点で観察される日常や男女の関係に、わたしの知っている夢や希望を厚顔無恥に押し付けるアメリカはない。個人的には『神の恵みの家』がよかった。