毛利子来×
橋本治の『子どもが子どもだったころ』で紹介されていたので読んでみた。秘密が必要なのは子どもだけではない気もするが、フラン
クワイラー夫人のサクソンバーグ弁護士へ手紙で語られる物語は、主人公たちが夫人に会いに来るという形で現実になってくるような錯覚を覚えさせて楽しめる。ちなみに原題は'FROM THE MIXED-UP FILES OF MRS. BASIL E. FRANKWEILER'、本文から訳語を捜してみると「ベシル･E･フラン
クワイラー夫人の綴じ込みから」といった感じか。そこにクローディアの秘密があるということで。
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