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東電OL殺害、体液から受刑者とは別のDNA検出 再審可能性も

産経新聞 7月21日(木)11時19分配信



 東京都渋谷区で平成9年、東京電力の女性社員=当時(39)=が殺害され現金が奪われた事件で、強盗殺人罪に問われ、無期懲役が確定したネパール国籍の元店員、ゴビンダ・プラサド・マイナリ受刑者(44)の再審請求審で、東京高検が行ったDNA鑑定の結果、被害者の体内から検出された体液のDNA型は、現場に残されていたマイナリ受刑者以外の男性の体毛のDNA型と一致したことが21日、分かった。



 被害者が第三者と現場の部屋に行ったことは「考えにくい」とした確定判決に誤りがあった可能性が浮上し、再審開始の公算が出てきた。ただ、別人が犯人であることを直接示す物証ではないことから、検察側は再審請求審でも有罪の主張を維持する方針だ。



 再審請求審で東京高裁は今年1月、弁護側からの要望を受け、現場から採取された物証のDNA鑑定を実施するよう検察側に要請。東京高検が専門家に鑑定を依頼した結果、被害者の体内から検出された体液のDNA型が、現場に残された複数の体毛のうちマイナリ受刑者のものとは異なる1本と一致したという。



 マイナリ受刑者の公判では、マイナリ受刑者と事件とを結びつける直接証拠がなかったことから、現場に残されていた体毛や体液の血液型など検察側が積み重ねた状況証拠の評価が焦点となった。



 1審東京地裁は12年4月、現場から被害者やマイナリ受刑者以外の第三者の体毛も発見されていることなどから無罪を言い渡した。しかし、2審東京高裁は同年12月、被害者が第三者と現場に行った可能性を否定し、検察側の1審求刑通り無期懲役とする逆転有罪判決を言い渡した。



 最高裁で15年11月に無期懲役が確定したが、受刑者側は17年3月に東京高裁に再審請求を行っていた。



     ◇



 東電OL殺害事件 東京都渋谷区のアパート空き部屋で平成9年3月19日、東京電力の女性社員が絞殺され、現金4万円を奪われた。警視庁は4日後、現場隣のビルに住んでいたマイナリ受刑者を入管難民法違反(不法残留)容疑で逮捕。マイナリ受刑者が東京地裁で有罪判決を受けた直後に強盗殺人容疑で再逮捕した。東電の管理職だった女性の私生活をめぐって報道が過熱したほか、1審無罪直後に東京高裁が職権で再勾留を決定したことも議論を呼んだ。


<東電女性社員殺害>支援者ら「再審へ一歩」 検察も強気

毎日新聞 7月21日(木)14時20分配信



 発生から14年余りを経て、東京電力の女性社員殺害事件が新たな展開を見せた。事件当日に第三者が現場にいた可能性を示す新たなDNA型鑑定結果は、ネパール人のゴビンダ・プラサド・マイナリ受刑者(44)の有罪を覆す証拠となるのか。冤罪(えんざい)だと主張する支援者たちが「再審開始に向けた大きな一歩」と期待する一方、検察幹部は「直接無罪につながるものでない」と強気の姿勢を崩さなかった。



 事件発覚は97年3月19日。東京都渋谷区円山町の木造アパートの空き室で女性の絞殺体が見つかった。この部屋を借りる手続きを進め、所有者から鍵を預かっていたマイナリ受刑者が、直後から捜査線に浮上。マイナリ受刑者は同22日、無実を訴えるため警視庁渋谷署に出頭したが、翌日に不法滞在容疑で逮捕された。5月20日には不法滞在で有罪判決を受け、同日中に強盗殺人容疑で再逮捕された。



 97年10月14日の東京地裁の初公判で、マイナリ受刑者は「私はいかなる女性を殺したこともなければ、お金を取ったこともない」と起訴内容を全面否認した。



 東京地裁も現場のトイレから発見され、検察側が有力な物証としたマイナリ受刑者の精液が入ったコンドームについても「犯行のあった日よりも以前に残された可能性が高い」などと指摘。00年4月、「状況証拠はいずれも反対解釈の余地が残っている」と犯人性に疑問符をつけ、無罪を言い渡した。検察側は控訴した。



 しかし、東京高裁は検察側が控訴審で新たに提出した女性の古い手帳の記載などを根拠に「被告の弁解は信用できず、1審判決は証拠の評価を誤った」と結論づけ、00年12月、逆転有罪の判決を言い渡した。



 「神様、やってない」「神様、助けてください」。マイナリ受刑者は日本語で無実を訴えたが、最高裁も03年10月、高裁の判断を支持し、被告の上告を退けた。



 「再審が開始されることに希望を持っている」。マイナリ受刑者を支援する「無実のゴビンダさんを支える会」の客野(きゃくの)美喜子事務局長は鑑定結果を聞き、興奮気味に話した。



 今年3月ごろ、弁護団などから鑑定が進められていることを知らされ、横浜刑務所に収監されているマイナリ受刑者にも直接伝えた。マイナリ受刑者は「良い結果が出るように期待する」と明るい表情を浮かべ、7月15日に面会した際にも「再審が始まれば(無実を証明できる)自信がある」と繰り返していたという。客野事務局長は「この事件はマイナリ受刑者が犯人だという決定的証拠がない。新たな証拠が出た以上、裁判所は一日も早く再審開始決定を出してほしい」と訴えた。



 一方、検察側は「ただちに再審事由になるかと言えば、そんなことはない」と強調した。ある検察幹部は現場に第三者がいた可能性を示唆する証拠であることを認めつつ「それで何が言えるかが問題だ」と指摘。有罪判決は崩れないとの見方を示した。別の検察幹部も「そんな大騒ぎすることじゃない」と強気の姿勢を見せた。【山本将克、山田奈緒



◇「改めて怒りわく」…「東電OL殺人事件」の著者でノンフィクション作家の佐野眞一さんの話



 初めからずっと冤罪だと思っていたし(有罪の根拠となった)DNA型鑑定もいいかげんだと著書に書いてきた。やっと再審の道が開けてよかったと思うが、有罪判決を出した東京高裁の裁判官は、どう申し開きができるのか。DNA型鑑定を証拠として犯罪者に仕立て上げるという手法は完璧に崩れた。マイナリ受刑者はいま横浜刑務所にいる。奥さんも娘さんも何度も何度もネパールから泣きの涙で日本へ通った。事件から14年の歳月を司法はどう補償するのか。改めて怒りがわく。