百合の根

本当のところ、君が何を思っているのか、わたしには解らない。電気信号でその時の心理状態とか調べることはできることはできるようだけれど、その時君が悪魔だったのか、聖人だったのか、どのような気持ちに動かされていたのか、その気持ちか君のものだったのか、解ろうとすればするほど解らなくなっていく。そんな不安に導かれている気がする。わたしはいま、どこにいるのだろう。完全な迷子だ。