青空が落ちてくる。

are you thinking? われらはシンクタンク『世界征服倶楽部』

クリームシチュー

その、革命は道を誤っていたのかもしれない。本来の倒すべき敵は、宗教、そのありかたであったり、そのもの、それらの対立であったのではないだろうか。それを封じ込めていた独裁者を敵としたことで、本来の敵、押さえつけられていた欲望を開放してしまった。
かつて宗教は、思想であり哲学であり、国を成り立たせる法であった。でもその役割は終わっているのでないだろうか。共産主義は宗教の存在を否定していたが、ソ連が崩壊したことで、革命が起こった時代には最先端の思想であった主義は過去のものとなり、なにかかが、思想でも哲学でも、民主主義でもない、独裁者から解放された人の意識は、世の中の時間に取り残されていたように、かつての、忘れられていた本来に戻ろうととしているのか、思いもかけなかった、開かれる可能性を思いもしなかった現実の前で戸惑っている、それがこの混乱なのではと思った。(まだ、なにか思いつくかもしれない。)