わたしは、世界で、どこまで神が信じられているのかわからない。神の名で他人を傷つけることによって、自分の信仰がより高いところに行けると思っているのか。宗教は思想だと思ってる。思想は個人を高めるものだと思ってる。自分を高めるために、群れることを選ぶ者はいない。手をさしのべることがあっても、仲間に引きずり入れようとはしない。世界は、自分のためにあるのではないことを知っている。その中で幸せでいられることはどういうことなのか、探している。旅なのかもしれない。生活が首を締め上げられたら国は滅びる。ギリシャ、という国は、生き延びることができるのだろうか。
