青空が落ちてくる。

are you thinking? われらはシンクタンク『世界征服倶楽部』

しめじと青菜の炒め

わたしには志なんてなかった。それを意識するようになったのは、子供ではなくなったということのような気がする。大人になるというか、自分の意思で自分で考える、それを意識できるということなのかもしれない。
学校に行って、勉強をして、なるべくいい成績が取れればいい、のだろうという、と思っていた。
先生の言うことを聞きなさい。わたしは従順な学童だったと思う。




疑うことを知らない、従順な生徒は世の中を知らない。卒業したとたんに路頭に迷う。自分自身を育てる術を持てなかったから、
世の中を知らないから従順だったのかもしれない。一人がいいのか、群れを率いるのがいいのか、わたしはなにも見えていなかった。