青空が落ちてくる。

are you thinking? われらはシンクタンク『世界征服倶楽部』

アウトサイドストーリー(underconstruction20040326)

ベガスと呼ばれる街は、収容所として存在している。
チェスはミハナを監視するために存在している。見張り役。
毎日カジノでルーレットに掛けるのは、ミハナの受けている刑なのだ。毎日同じことを繰り返す。シジュホスになることを強いられている。それが罪を償うことになるのか、それは解らない。
記憶を失い。自殺したと教えられているミハナは機械的にその生活を続けているだけだ。


彼女は自殺したと教えてられているが、一人殺している。しかたがなかったんだ。ストーキングされていたのは彼女だった。自分を守るためだった。けど、やりすぎと判断された。過失ってやつ。
ミハナとユーシーが出会うことは、イレギュラーなことだった。本来そういうシステムにはなっていないはずだったから。


彼女が記憶を削除されたのは、制裁だった。チェスがすべてを見ている。それを信じているけど、違うんだね。


ユーシーは思想犯として捕らえられた。自白を強要される前に、自分を閉じてしまったので、もてあました当局がベガスに流したのだった。その内にある限り世界に出ることはない。