2006-02-14 ■ 青空が落ちてくる 青空が落ちてくる ここにいない人のことをどう思えばよいのだろう。いくら想いがあっても、それを伝える術を持たないのだ。 電話は必ずしも通じない。手紙は届いたかどうかも解らない。なしのつぶてに途方に暮れるのはこちら。ボールはここにあって、相手はいない。あの目に向かいたいのだ。 結局、あの人のことなにも知らなかったんだ。今その人が生きていてもそうでなくても、わたしにはかつていた、今は存在しない人でしかない。 忘れられるのが良いのだろう。なにも終わってはいないのだから。