青空が落ちてくる。

are you thinking? われらはシンクタンク『世界征服倶楽部』

テーマは『夏休み』

芸術新潮 2006年 10月号 [雑誌]

芸術新潮 2006年 10月号 [雑誌]

ライブで感じたい。ウィーンはクリムトのフェス状態か。

  1. コロナ エキストラ 330ml (原産国 メキシコ)
  2. ザ・プミアム・モルツ 350ml (サントリー
  3. 黒ラベル 500ml (サッポロ)
  4. プライムドラフト 350ml (原産国 韓国)
  5. ぐびなま。 350ml (アサヒ)
  6. バーゲンブロー 350ml (原産国 韓国)
  7. のどごし<生> 500ml (キリン)



手持ちぶさたで屋根の上でごろごろしていたんだ。
「暑い…」(独り言)
洗濯物を片付ける母は、そのあとに布団を片付けるつもりだったらしい。
「(滑って)落ちるよ」
「大丈夫、(滑れば)解るから」
言い訳なんていくらでもできたけど、途方に暮れていたんだ。
高2の夏休みって、太陽の下で、なにか楽しいことがあるんじゃないかって。そう思っていたけど、ここには太陽の他にはなにもない。太陽を感じながら、わたしは孤立していた。誰か側にいれば、楽しい時間があったのかもしれない。選ぶのは自分か、選ばれるのか。わたしは誰も選ばなかった。一人でいることを選んだのかもしれない。それはなにもしないということだった。なにもしないということが、なにもしないという選択になることを、その時のわたしは知らなかったんだ。一人でいることは苦痛ではないけれど、退屈でもあるということを知らなかった。自分を忘れられるほど夢中になれるものも見つけられないまま、時間という財産を無駄に過ごしてしまったのだろうか。わたしはなにも考えていなかったのか。頭の後ろで両手を組んで太陽の輝く青い空を見ていた。これから自分がどうなるのか想像しながら、空がそのまま落ちてくる錯覚に陥ったとたん、上半身が起きていた。


考えることは大切です。
そこに自分がいるかどうか、よく考えてみてください。