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至福のマロンロール(Plecia)

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ギリシャ国民投票法案は首相独断 国家破綻含みの賭け

毎日新聞 11月2日(水)13時2分配信

 【アテネ藤原章生ギリシャ支援策でパパンドレウ首相が経済閣僚にも相談せずに国民投票計画を電撃発表したことについて、内外から国家破綻への自爆行為との受け止めが広がっている。1日には欧米の株価やユーロが急落し、支援策決定で一服したかに見えた「ユーロ危機」が再燃した。閣僚や与党議員さえも首をひねる独断は、与党議員の離反で首相自身の座をも危うくしている。

 国民投票を推進する首相の動機について、与党「全ギリシャ社会主義運動」の党員(55)は匿名を条件に、「政治不信、政治家嫌悪の高まりへの危機感」を挙げた。「先週28日の祝日、全国で行われたパレードで元首のパプリアス大統領まで参加者の罵倒を浴びた。これまでにない政治不信に『ではあなた方で決めてくれ』と、国民に託したのではないか」と語る。首相は30日の閣議で初めて国民投票をほのめかしたという。

 また、アテネ在住の外交官は「愚かな決定」と前置きした上で、国内よりも仏独などギリシャを指導、管理する側への「一種のブラフ(威嚇)」とみる。ギリシャの財政は今春ごろから、救済者である▽欧州委員会欧州中央銀行国際通貨基金−−の通称トロイカの主導権が強まった。第2次支援が実行されれば独仏の圧力も高まることが予想されるため、首相は「我々にも武器はある」と最後の切り札として国民投票を持ち出し、主導権の回復を狙ったとの見方だ。

 しかし、世論調査で国民の6割が、第2次支援を否定的に見ている。国民投票の質問の文言は決まっていないが、「支援はいらない」という結果になれば、ギリシャはすぐにも破綻する。

 第2次支援決定後、サルコジ仏大統領が地元テレビのインタビューで「初めからユーロ圏にギリシャを入れるべきではなかった」「そのつけを我々は払わされている」と発言した。こうした発言で首相が国民投票に傾いたのかもしれないが、それは非常に危うく感情的な賭けと言えるだろう。

最終更新:11月2日(水)17時37分
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信長は平氏ではない! 祖先の墓発見「平氏ルーツ説」を否定

産経新聞 11月2日(水)0時1分配信

 福井県越前町教委は1日、同町織田の法楽寺で、織田信長の祖先とされる親真(ちかざね)を供養した五輪塔(墓)の一部が見つかったと発表した。織田信長のルーツを平氏とする説の根拠となっている系図から考えられる親真の生年と、今回見つかった墓に記された没年を照らし合わせると、親真が100歳を超えて生きたことになる“矛盾”が判明。同町教委は「信長平氏説の否定につながる発見」としており、注目を集めそうだ。

 見つかったのは五輪塔の「地輪」の一部。側面には「喪親真阿聖霊(あしょうりょう)正應三年庚刀(かのえとら)二月十九日未尅(ひつじのこく)」とあり、親真が正応3(1290)年2月19日に死去したと記されていた。

 親真は織田信長から十数代さかのぼる織田氏の祖とされる人物。江戸時代に書かれた小瀬甫庵の「信長記」などによると、親真は平清盛の孫、資盛(すけもり)の子として生まれ、元暦2(1185)年の壇ノ浦の戦いで資盛が死亡した後、織田氏神職を務めた劔(つるぎ)神社(越前町)の養子になったとされている。

 同町教委の堀大介学芸員は「親真が壇ノ浦の戦いの頃に生まれたとすると105歳近くで死亡したことになり、信長平氏説は理論上ありえない」と話している。

最終更新:11月2日(水)18時5分
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建久三年三月、後白河院崩御。宝算六十六。平氏が壇ノ浦に没して七年後の同じ春だった。