2021-08-04 春琴抄、を読む。 話は知っていたけれれど、読むと全く違う世界が見えてくる。谷崎を読むとは、彼の文体を体験することなのだ。 余計なことだけれど、わたしは、佐助は春琴を失ってから、ようやく自分を取り戻せたというか、自分自身のことを考えたのではないか。何者であったのだろうかと。