ユーシーは神様を望んでいる。ミハナは信じてはいないが、神の存在を感じている。 「なんの神様?」 ユーシーはミハナの横顔を窺う。 「信じてないよ。感じているだけ」 それでもミハナは崩れかけた溶岩の塊から目を離さない。彼女には首の落ちた地蔵のよう…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。