「あーっ、空が落ちて来るみたい」 ミハナは、透明な天井の向こうの空を見上げた。 透明な箱の中にいる。 透明なのは左右前後の壁も、足下の床もだったから、 気づいたときには、わたし達は宙に浮いていた。 「空が落ちるわけないだろ。おれ達が落ちてんだよ…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。