青空が落ちてくる。

are you thinking? われらはシンクタンク『世界征服倶楽部』

 モノローグ

彼は彼の世界にいるのに、わたしは誰から彼を守ろうとしているのだろう。彼はわたしを消そうとしていたのに。
チェスとコネクトが外れたわたしは、この世界に存在できないはずだった。それなのに、ここにいられるのは、ユーシーといるからなのだ。そう考えるのが自然だと思えた。わたしは彼と別れることができないのだろうか。
今それは望まないけれど、首輪を繋がれているような、足枷があるような不安は拭えない。チェスがいたときとは明らかに違う。
チェス、やっぱり答えてくれないの?