青空が落ちてくる。

are you thinking? われらはシンクタンク『世界征服倶楽部』

 一人になりたっかっただけ。

あなたは一人になりたっかっただけ。わたしは、寂しかったんだ。たぶん。


ここでは触れることはできるのに、触れられることはできない。


ただそれは、そこにあっただけだった。


ミハナ「ねえ」
ユーシーは目蓋を開く。
仰向けに横になっているユーシーの顔をのぞき込むミハナがいる。
ユーシー「ん?」
ミハナが笑みを浮かべる。
ユーシーは微かにひるむ。
ミハナ「ねえ」
ユーシー「ん?」
ミハナ、あたりを見渡しながら、
ミハナ「ここはどこ?」
ユーシー「ここは、おれの部屋みたいなもんだ」
ミハナ「へー、広いのね。どうなってるの?」
ユーシー、起きあがる。
ユーシー「壁の向こうは誰も知らない。ここから出て行った奴はいないし、ここに入ってきた奴もいないんだ」
ミハナ「で、君はなにを?」
ユーシー「なにって?」
ミハナ「ここでなにをしているんだ?」
ユーシー「寝てたんだ。君が起こした