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二三歩後ろに下がって壁づたいに崩れ落ちる。
おぼつかない足下がずれて、


滅びればいい。あのときはそう思ってた。
今は？
解らないんだ。
どうして？
それが解らない。教えてくれよ。

別の存在になろうとしても、所詮無理なんだよ。ユーシー、
どうして安定を壊してしまったの？


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話しかけると別に不機嫌な表情も見せずに受け答えてくれた。けれど、彼女は決して笑みを浮かべずどこか別のなにかを見ているようだった。