青空が落ちてくる。

are you thinking? われらはシンクタンク『世界征服倶楽部』

 エレベータボックスの中は、

○エレベータに
足を踏み入れると、背中で扉が閉まる。


銀色の扉の向こうは空間だった。空色で、雲の上に立ったような感じだ。
二人が入って、扉が閉じると、
足下が掬われるように身体が昇っていく。


ミハナ「なにこれ?」
両手を広げる。青空を掴むように。
ミハナ「これね」


ミハナ「ユーシー」
ミハナ、ユーシーに手を伸ばす。(昇っていく高揚感)
ミハナと向かい合うユーシーは、彼女を見つめている。
靡く髪。空を見上げながら両手を開く。


○空を映し出していたスクリーンから瞬間、色が薄れ白くなる。
(真っ白になって、意識が消える。)


○ミハナの部屋
ミハナ、ベッドの中で起きあがる。
ミハナ「はッ?」
部屋の中を見回すミハナ「なに?」