青空が落ちてくる。

are you thinking? われらはシンクタンク『世界征服倶楽部』

床に、開いたノートが落ちている。
わたしがなにか言った?
その一言が彼を傷つけたのかもしれない。
わたしはあなたの肌にナイフの刃を立てた。線ができて赤い血がにじむ様が広がっていく。
視界が赤く覆われる。
あなたはわたしを見ていた。見ながら、知っていながらなにも言わなかった。
それは罪じゃない。けれど、知ってしまったら、それは苦い思い出になる。