人生はジェットコースター、
彼女は作者と心中したのだと聞いた。たぶん、彼女は肉体、自分の体を意識していたけど、彼女という存在はそうじゃない、たぶんその時の肉体を失っても、新たな体でこの世界に舞い戻ってくる。唇に笑みを浮かべて、
前編後編と続けて、毎日のように読んでいて、ページ数から今日で終わるだろうと感じていた。
乗換駅の人身での再開待ちのホームで、時間はたっぷりあって、終わった、あっけなく。肉体の終わりというより、精神が限界を超えた、そんな感じなのだろうか。
だったらいいのにというわたしの思い込みかもしれない。だって、体があれば、彼女はよみがえってしまう。貞世もどうなったのか、葉子から離れることができたら、愛子はどのような女になるのだろうか。物語は、彼女が終わるだけで、その後の景色をなにも教えてくれない。葉子が終わるだけなのだ。彼女の才能は、時代には乗れなかったということなのだろう。
それでも思うのは、わたしは彼女に、その才能を持ってなりたかっただろうか、そうでない道のりを、今を生きている方がよかったと思うか、
結論付けてしまうと、人生ってつまらないものになってしまうように思ってしまうのだ。くだらない、
放送を見て、わくわくした。新しいなにかに出会えたような、
思考のどこかにあったけれど、それを図で説明されたような感じ。視点というか、
NHK 100分 de 名著 ブルデュー『ディスタンクシオン』 2020年 12月 [雑誌] (NHKテキスト)
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頼んでおいたLOMO’INSTANT AUTOMATが届いた。