2012-07-03 ファインダー。 あの時、わたしは何かを見失っていた。 大切な何か、守りたい何か、失いたく何か、わたし自身。 ファインダーを覗かないで撮ったほうがいい。そんな思いに執着していたのは、その場に居たかったからなんだろう。 だから、あのときのわたしは参加者で撮影者じゃなかった。ここで撮っておけばという時も撮らなかった。その時の雰囲気を大事にしたかった。 撮り逃がしたんじゃないの。 いい絵が撮りたいなら、ファインダーを覗けばいい。 カレイドスコープ、そう呼ぶ人もいるみたい。さようなら。