エゴ（20040420underconstruction）

あなたはわたしを純粋だなんて言ったけど、それは違うと思う。
わたしは人の揚げ足を取ることを考えているし、好きな人が他の女の子と話しているのを見ると嫉妬を感じる。嫌がらせを考えている。その子の、嫌なことを、知っていれば思い出したり、考えたりしている。いつも携帯を片手に、片時も放せないんだ。そこに彼はいない。彼女は外に向かっているつもりで自分自身に話しかけている。そして、自分の期待する答えを望んでいる。勉強だとそういう答えが返ってこないから嫌いなんだ。嫌らしい女だ。そして、そう思うわたしの鏡でもある。そして、わたし自身は誰かに、理想という思想に抱かれる夢を見ている。


「違うかな」
「いいんじゃない？
自分を見つめられるのは悪いことじゃない」
チェスは相変わらずだった。わたし達に信頼はあるのだろうか。それとも、腹の内を探り合っているだけなのか。解っているのは、憎しみ在ってはいないかな。