2005-11-24 ■ 青空が落ちてくる 青空が落ちてくる 窓に映るその景色を目の前にして、ミハナは息を呑んだ。自分自身と目が合ったから、、、、 向こう側の彼女はしまったって思ったみたいだ。気づかないように、「きづかれない」が前提だったのだろう。その後のことまで考えたことがなかったのだ。すました顔をして、鏡を演じようとしても自分自身を欺くことができないように、鏡の向こうの自分から逃れることはできなかった。