青空が落ちてくる。

are you thinking? われらはシンクタンク『世界征服倶楽部』

 初恋にまつわるできごとなどなど。

彼女のそんな言葉を聞いたとき、日頃なんとも感じていなかった彼女がリアルになった気がした。彼女から離れるのには、それなりの忍耐と体力が必要だろう。それを受け入れられるだろうか。その疑問が不安から来るのか、意志から来るのかは解らなかったけど、このままではいられないことだけは解っていた。
そうやって、いつもぼくは自分の意志とは別の力で流されてしまう。その実を手のひらにするのは、いつでもぼくじゃない。